柚子の機能性成分の効能と効果

柚子に含まれる栄養食品としてはビタミンCが豊富です。

ビタミンCには活性酸素を取り除いて免疫力を強する効能があります。

ところで柚子には栄養成分の他に機能生成分も含まれています。

機能性成分とは、必須栄養素には含まれないものの、摂取することで健康増進効果がある成分をいいます。


花柚子の果汁のpHは2.7、本柚子のpHは3.2という測定結果でしたが、柚子には有機酸が含まれています。

有機酸の大部分はクエン酸やリンゴ酸、酒石酸などから構成されています。

クエン酸には疲労回復という機能があることが知られています。

他にも柚子には多くの機能性成分が含まれています。

富山県の農林水産総合技術センター食品研究所が公表した柚子の機能生成分の含有量を見てみましょう。

柚子の機能性成分と含有量

          表-1  柚子の機能性成分含有量

機能性成分名
100gあたり
柚子
果皮、生
柚子
果汁、生
備考欄

γ-アミノ酪酸(mg)9.225.8GABA
クエン酸(mg)3403,700 果汁に含む。
ポリフェノール(mg)22070 
ナリンギン(mg)73.722.0 熱に弱い・苦み成分。白いワタに含む
ヘスペリジン(mg)138,825,5 熱に弱い
リモニン(mg)8.752.21 苦味成分・熱に安定。種に含む
γ-テルビネン(mg)1020.0 油胞に含む。
ノミリン(mg)1.690.59 苦味成分。種に含む
d-リモネン(mg)8952.4 油胞に含む。
ペクチン(g)3.010.46 






これら機能性成分含有量は柚子の産地や採取時期により大幅に異なっていることに留意してください。

ヘスペリジンやナリンギンについてのT県とK県の分析データでは5~6倍の差がありました。

他の成分についても同様の可能性があります。

柚子の機能性成分の効能と効果

★リモネン、テルビネン等
柚子の主要な香気成分でもあります。

リモネンが全体の60%以上を占めますが、最近有名になったユズノンは1PPMでも柚子特有の香気を放ちます。

リモネンやユズノンなどの香気成分は果皮の中の油胞内部にあります

抗がん作用、リラックス作用

★リモニン、ノミリン等
抗がん作用、

リモニンとノミリンは苦味成分でもあります。
★ヘスペリジン、ナリンギン
抗がん作用、抗酸化作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用、脂質代謝改善作用

ヘスペリジン(ビタミンP)は毛細血管強化作用があります。

ヘスペリジンは柚子の皮の内側の白いワタに多く含まれています。

ナリンギンは苦味成分で水溶性のフラボノイドなので水につけると流出し、加熱にも弱い成分です。


★クエン酸

抗疲労作用、抗高脂血症作用

★ペクチン

抗がん作用、抗高脂血症作用、便秘解消作用



ポリフェノールのヘスペリジンを含んでいる柚子の白いワタは苦味成分吸着もしてくれるので捨てずに活用すべきでしょう。

柚子の産地北川村ではワタも捨てずに調理に活用して苦味を消しているとテレビで放送されました。


こちらのブログには塩柚子の作り方をまとめています。